転職を決意した理由

最近では、働き方改革や、副業解禁、AIによって仕事がなくなるのではといった話題が沢山あり、転職についてのハードルが下がってきているのではと思っています。

しかしながら、なかなか転職するには決意が必要となります。私の転職したときの気持ちを書き記すことによって、転職について一歩踏み出す、あるいは現職にとどまるなどの判断のひとつになれば幸いです。

 

・転職前の状況

職業:某大手企業の研究職

経歴:海外駐在員経験あり、このまま会社に入ればある程度出世できたかもしれない?

年収:満足

家族構成:妻、子供小さい

 

・転職の希望

職業:経営に携わるような仕事。戦略コンサル、ベンチャーの幹部、ベンチャーキャピタル

年収:現状維持以上。職種が変わるので少しのダウンはOKとするが将来的には現状の会社にいるよりもアップすることを目指す。

 

・結果

エージェントは使いました。中には直接応募もあり。

リクルート、ビズリーチ、JAC、ムービン等。エージェントは使っておいたほうがベターだと感じました。アドバイスや動向を知ることができる以外にも、スケジュール調整、入社時の条件交渉などもやってくれます。

 

戦略コンサル:数社内定。ただし、面接の時に感じた雰囲気や労働時間の観点から見送ることに。キャリアを考えるとコンサルを通じて得られることは大きいのではないかと最後の最後まで悩んだ。

 

ベンチャー:辞退した。タイミング次第。

 

ベンチャーキャピタル:1社内定。スケジュール的に優先度の高い会社から進めた。1人採用するかしないかという会社が多いので、タイミングと相性が重要だと感じた。

最近はスタートアップマネーがだいぶ入ってきているので、入社するにはいい時期かもしれない。コンサルと最終的に悩んだ末にこちらに決めた。ベンチャーやスタートアップという新たに産業を作り出していく世界に魅力を感じたため。

 

・転職するにあたっての会社や家族から

家族からは、やはり大企業からベンチャーのような会社に入社することに関しては反対はあった。しかし、今の会社にいる方が、自分で決めることができないリスクが多かったり、本当にやりたいことができる状況ではない。年収が現状維持以上で、さらに上乗せが期待できる場合や、今後のキャリアの幅が広がることを主に主張。

 

・転職後の状況

年収:額面上はアップ。福利厚生や年金を含めるとダウン。

ワークライフバランス:とても良い。

 

結果的には、転職してよかったと実感している。

まず、明らかに世界が広がった。これまではある業界の人だけであったが、多種多様な業界、特に会社の中枢となるような人と出会う機会が圧倒的に増えた。

 

最後に、大企業でモヤモヤしている人へ

一度外の世界で挑戦してみることをお勧めします。

もちろん、大企業は一度退職すると、なかなか再就職は難しいかもしれないので、今の会社で務めあげたい人は、社内転職をしたり、副業がOKなところは積極的に副業して外の世界を見てはどうかと思います。

一度きりの人生、何か判断すべき時は絶対あります。その時にどのような判断軸で決めたのかを後から振り返られるようにしておけば、後悔はしません。

 

 

 

 

 

 

 

最近の経営戦略本

 経営戦略の本といったらポーターやバーニーが有名ですが、私は最近以下の本を購入しました。

慶応の琴坂先生が執筆された経営戦略原論。

経営学としてポーターやバーニーの話もまとまっていますし、実学としての経営戦略の応用も書かれています。特にスタートアップに関する項目は気に入っています。

学問と実学経営学一気通貫で学びたい人はぜひ読んで見てください。本のページ数に対して価格もお買い得です。

経営戦略原論

経営戦略原論

 

 

教科書的に使うには下記の本が使いやすいです。

実例で考えさせてから、説明が入る構成となっており、頭にスーッと入ってきます。こちらも経営戦略概論と合わせて読みことをお勧めします。

事業戦略策定ガイドブックー理論と事例で学ぶ戦略策定の技術ー

事業戦略策定ガイドブックー理論と事例で学ぶ戦略策定の技術ー

 

 

起業する人にオススメの本

大企業の研究職から30代になってから、思い切ってベンチャーキャピタルへと転職しました。家族からの反対というか、本当に大丈夫なのかといった心配をなんとか説得して転職活動を行い、無事に希望の仕事へと就くことができました。

 

現在はベンチャーキャピタルで有望なスタートアップの発掘、投資、バリューアップといった仕事をしています。

そこで、起業を目指す人や、ベンチャーキャピタルを目指す人の必読書をリストアップしました。

 

 ・まずは何と言っても磯崎さんの起業のファイナンス、起業のエクイティ・ファイナンスです。それぞれKindleと紙の本を持っています。起業するとは何かから、資本政策まで書かれており、必読です。

起業のファイナンス増補改訂版

起業のファイナンス増補改訂版

 

・ピーター・ティールのゼロ・トゥ・ワンは起業家やVCを目指す人には必読です。マーケットの大きい市場に目が行きがちですが、競合の激しい大きいマーケットではなく、スモールマーケットをターゲットにすべきなど、実例を交えた本です。

・HART THINGSも起業家やVCを目指す人には、スタートアップの臨場感を知るためには必読です。

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

 
HARD THINGS

HARD THINGS

 

 ・言わずと知れたYコンビネーター。実例をもとにYコンビネーターについて書かれています。起業家やインキュベーションやシード期の投資に興味のある方は必読です。

Yコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール

Yコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール